【最大€600】ヨーロッパ・イギリス飛行機遅延・欠航・オーバーブッキングの補償金(EU261・UK261法)をもらう方法を徹底解説!筆者も体験!意外と知られていない!
ヨーロッパ旅行や出張の際、フライトが大幅に遅延したり、欠航になったりして困った経験はありませんか?
実は、ヨーロッパやイギリスを発着するフライトには、旅客の権利を強力に守る「EU261法」および「UK261法」という法律があります。条件を満たしていれば、航空会社から最大600ユーロ(または520ポンド)、日本円にして約10万円の補償金を受け取れる可能性があるのです。
この法律、実は「遅延」だけでなく「欠航」や「オーバーブッキング」も対象になります。私も2025年に、ロンドンから羽田行きの日系便に搭乗した際、使用機材のトラブルで欠航に遭い、この補償金を帰国後に請求した経験があります。
「航空会社から何も案内されなかったから知らなかった」と諦めてしまうのは非常にもったいない!この記事では、あなたが補償金を受け取れる対象なのかどうかの見分け方と、具体的な申請手順を分かりやすく解説します。
⚠️ 2025年時点の情報:EU圏ではEU261の補償基準(遅延閾値や金額)を見直す議論が進行中です。本記事は現行ルールに基づいており、今後変更される可能性があります。
あなたのフライトは対象?「EU261・UK261法」の条件
この法律が適用されるかどうかは、「出発地」と「航空会社の国籍」で決まります。日本発着便を例に、対象になるケースとならないケースをまとめました。
✈️ EU261法(ヨーロッパ発着)の対象条件
EU圏内の空港を出発するフライト: すべての航空会社が対象(JAL、ANA、LCCなども含む)
EU圏外の空港を出発し、EU圏内に到着するフライト: EU籍の航空会社のみ対象(エールフランス、ルフトハンザ、フィンエアーなど)
🇬🇧 UK261法(イギリス発着)の対象条件
イギリスの空港を出発するフライト: すべての航空会社が対象
イギリスの空港に到着するフライト: イギリスまたはEU籍の航空会社のみ対象(ブリティッシュ・エアウェイズなど)
【重要】日本発のJALやANAは対象外になるケースも
例えば、「羽田発 ➔ パリ行き」のJAL便やANA便の場合、出発地がEU外であり、航空会社も日本の会社(EU外)のため対象外となります。
逆に、「パリ発 ➔ 羽田行き」であれば、JALやANAであってもEU出発となるため対象になります。
★【遅延以外も対象】補償金が発生する3つのケース
金銭的な補償(最高600ユーロ/520ポンド)が発生するのは、主に以下の3つのケースです。
① フライトの大幅な遅延(3時間以上)
最終目的地への到着が3時間以上遅れた場合に対象となります。日本〜ヨーロッパ間の直行便や乗り継ぎ便の多くは「3,500km超(長距離)」に該当するため、4時間以上の遅延で満額(€600 / £520)となります。
目的地への到着が3時間以上遅れた場合、フライトの飛行距離に応じて以下の補償金が「1人あたり」支払われます。
⚠️ 重要:補償は「出発の遅れ」ではなく「目的地への到着の遅れ」で判定されます。
② フライトの欠航(フライトキャンセル)
出発前にフライトがキャンセルになった場合も対象です。ただし、「いつ欠航の連絡が来たか」によって対応が変わります。
- 出発の14日前までに連絡があった場合: 金銭補償は対象外(ただし、全額返金または代替便への振り替えは受けられます)。
- 出発の14日以内に連絡があった場合: 代替便の到着時間などの条件により、€125〜€600(£110〜£520)の補償金が請求できます。
③ 搭乗拒否(オーバーブッキングなど)
航空会社が座席数よりも多く予約を受け付けてしまい(オーバーブッキング)、予定通り搭乗できなかった場合です。
- 自発的に席を譲った場合: 航空会社との交渉(マイルやクーポンなど)での解決となり、法律に基づく補償金は対象外になります。
- 意に反して搭乗を拒否された場合: 即座に補償金の支払い対象となります。もちろん、代替便の手配や食事の提供も義務づけられます。
いくらもらえる?距離別の補償金額一覧
補償される金額は、トラブルの種類に関わらず「フライトの飛行距離」をベースに算出されます。
EU261法(ユーロ建て)
| 距離 | 遅延の場合の遅延時間 | 補償額 |
| 1,500km以下(近距離) | 3時間以上 | €250 |
| 1,500km〜3,500km(中距離) | 3時間以上 | €400 |
| 3,500km超(長距離/日本路線など) | 3〜4時間未満 | €300(半額) |
| 3,500km超(長距離/日本路線など) | 4時間以上 | €600 |
UK261法(ポンド建て)
| 距離 | 遅延の場合の遅延時間 | 補償額 |
| 1,500km以下(近距離) | 3時間以上 | £220 |
| 1,500km〜3,500km(中距離) | 3時間以上 | £350 |
| 3,500km超(長距離/日本路線など) | 3〜4時間未満 | £260(半額) |
| 3,500km超(長距離/日本路線など) | 4時間以上 | £520 |
💡 ポイント: 日本〜ヨーロッパ間のフライトは長距離(3,500km超)に該当します。3時間遅延でも補償は受けられますが、4時間未満の場合は満額の半額(€300 / £260)になります。満額(€600 / £520)を得るには4時間以上の遅延が必要です。
⚠️ 注意:補償が出ないケース(不可抗力)
遅延の理由が「航空会社の責任ではない」場合は、残念ながら金銭補償の対象外になります。
- 悪天候(台風、大雪など)
- 空港の管制塔(ATC)による指示・制限(※ただし管制官ストライキの場合はケースバイケース)
- 突発的な空港ストライキ、政情不安など
※機材トラブルや、航空会社独自のストライキなどは航空会社の責任(補償対象)となります。
金銭補償だけじゃない!空港で受けられる「無料サポート」
遅延の理由がたとえ悪天候(不可抗力)であっても、出発が一定時間以上遅れる場合、航空会社は旅客に対して以下のケアを無料で提供する義務があるとのことです。
- 食事と飲み物の提供: 空港で使えるミールクーポンなどが配られます。
- 宿泊ホテルと移動手段の手配: 出発が翌日以降になる場合、ホテル代とそこまでの交通費を航空会社が負担します。
💡 もし自分でホテルや食事代を立て替えた場合 領収書(レシート)を絶対に保管しておいてください!後から航空会社に実費を請求できる場合があります。
損をしないために!帰国後の申請手順
航空会社は自ら「お金を払います」とは言ってくれません。自分で申請する必要があります。
私はたまたま知り合いから「UK261法」のことを教えてもらい、利用した航空会社へ直接問い合わせし、申請することができました。私が利用した航空会社はものすごく丁寧に対応してくださり、保証金の入金も一週間程度でお振り込みがあったと記憶しています。
ステップ1:証拠をすべて残す
- 搭乗券(ボーディングパス)の半券(eチケットも可)
- 空港でもらえる遅延証明書
- 立て替えた費用の領収書
ステップ2:航空会社の公式サイトから申請する
利用した航空会社のホームページにある「Customer Support(カスタマーサポート)」や「Compensation Claim(補償請求)」のページを探します。
基本的には、フライト番号、予約番号(リファレンス)、搭乗者情報、振込先の銀行口座を入力して送信するだけです。
ステップ3:返答を待つ
航空会社によって数週間〜数ヶ月かかります。承認されると、指定口座に振り込まれます。
💡 面倒な場合は「代行サービス」の利用もアリ
英語でのやり取りが不安な場合や、航空会社に申請を無視されてしまった場合は、補償請求代行サービスを利用するのも手です。成功報酬として補償金の何割かが差し引かれますが、完全に丸投げできるので楽です。
まとめ:以前のフライトも遡って請求可能かも!
そういえば、2年前のイギリス旅行で飛行機がめちゃくちゃ遅れたな…」と思い出した方、諦めるのはまだ早いです。国によって時効が異なりますが、遡って申請できる場合もあるようです。
手元に当時の航空券やデータが残っている方は、ぜひ一度チェックして、正当な権利である補償金を請求についてまずは問い合わせしてみてください。
